創業85年の漢方薬局です。昔からの本物の漢方薬「煎じ薬」をおすすめしています。
2012/11/20
11月23日、営業します。 11:00~17:00の予定です。
2012/10/24
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2012/08/27
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TOP > 漢方 亀命堂薬局 薬草屋 きめいどう 日記 > 梅雨はいやですね。
今年はもう梅雨入り。海軍記念日(5月27日)は陽気のよい晴れの日が多かったと思うのですけど、今年は梅雨。こんな海軍記念日は記憶にありません。
気圧が下がる、湿度が上がる、気温が下がるという気候は身体によくないですね。体外から侵入するろくでもないものを昔の人は「邪」、「邪気」といいました。細菌やウイルスが知られるずっと前のことです。
熱邪、寒邪、湿邪、風邪(カゼではなくふうじゃ)、燥邪、暑邪の六種類。これらが侵入して正気が不足した状態(抵抗力、回復力の不足)で発病するという理屈です。
寒邪が侵入、風邪が侵入することを 傷られる:寒邪にやぶられる 中る:風邪にあたる などと表現します。寒邪にひどく傷られたのが腸チフスなどの致死性の高い伝染病。風邪に中った軽いのが風邪(かぜ)ということ。
梅雨の時期は湿邪と梅雨冷えや冷房の寒邪の両方の影響が考えられます。
日本人は「水毒」という、代謝が悪い、血流が悪い、冷えなどから体内に過剰な水分の停滞することが多く見られ、水毒がさらに冷えたり、熱を持ったり、老廃物をかかえて汚れたりというようなことで症状や病気が発生するというように考えます。花粉症の悪化も水毒の影響が大きいですね。もともと水毒の傾向があると気候の寒湿の影響は強く、病気でなくても重い、滞る、冷えるなどの症候が感じられます。水毒が暴れるとめまい、頭痛、嘔吐などの発生も。神経痛の痛みや痔なども冷えから悪化しますし胃腸の冷えも体調を強く損ないます。
対策は温めて機能をたかめ、発散、排泄を促進するということになります。食事の工夫やホカロンなども有用ですけど、やはり漢方治療が一番でしょう。個人の体質とそのときの症状で的確な漢方処方を考えることになります。来局、電話などでお尋ねください。漢方療法の指導をいたします。