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冷え込みます。冷えからの病気、まずは風邪などの即効治療について。その2 (2011.12.05)

風邪の初期は通常「悪寒」から始まります。布団に入るなど温かくしても寒気を感じるのが「悪寒」、風邪にあたるなどしたときに寒気を感じるのを「悪風」といい、悪風のほうが軽症です。
治療をせずに時間がたつと熱が出てきます。これが「発熱」(ほつねつと読みます。漢方医学での読み癖ですね。大日本帝国陸軍では熱の出ることを熱発:ねっぱつといいました。最近はねっぱつという表現をする患者さんはいないですね。)
寒邪の侵襲で熱が出て時間の経過とともに寒(陰)熱(陽)が縦横に活動するのが前回触れた「傷寒論」の基本です。

寒ばかりで熱が出ないのが「陰証」、熱が出て悪寒が減少してゆくのが「陽症」です。

まだ陰証か陽症かどちらの方向に風邪が進展するかわからない初期は(悪寒もしくは悪風の時期。熱は時間が経過して出始める)本来は脈(手首で脈診します)を調べて軽く触れても脈がわかるときが陽症に、強めに抑えてはじめて脈を感じるときは陰証に進むと判断します。
この時点で風邪の治療に使用する漢方処方が違ってきます。

症状が悪寒もしくは悪風のみで、脈診で陰証、陽症の傾向を判断するようなごく初期は前回ちょっと書いた桂枝湯を使用します。
寒に適えば(寒にあえば)、つまり寒い思いをしたときにこの桂枝湯を服用し、温まって多くの場合発汗するようであればそこで風邪は治ります。
桂枝湯は葛根湯などと比較すると、薬理的におとなしい処方です。したがって効果がなければ汗が出るまで追加服用し、熱希粥(ねつきじゃく:熱い薄めのお粥)をすすって桂枝湯の効果を高める方法をとります。

葛根湯などもそうですが、漢方処方の服用のみでなく、積極的に温かくすることが重要で、風邪の初期に漢方処方を服用して温かくして少し休めば(できれば布団に入り)風邪はすぐ治るか軽症ですみます。
ここで無理をして働いたり、寒い思いをしたり、食事が不十分で身体が冷えれば風邪は悪化し1日や2日では治らなくなります。

桂枝湯服用で治る時期が過ぎてしまうと、熱が出るかそのまま寒いばかりのかぜになるか症状も変化します。寒いばかりの風は「陰証」でこれは後述します。
 
悪寒、悪風の時期には「頭項強痛(ずこうきょつう)」といい、頭痛と項(うなじ:これも知らない方が多くなりました)のこわばりが著明に出ることが多いものです。
桂枝湯服用の時機を失するか、服用量が不十分、病気の勢いが強いときは頭項強痛が下に進行し、項背強ばること几几(こうはいこわばることきき)といううなじと背中がこわばり痛みます。時に頭痛も残存します。
この時期は発熱も著明になりはじめ、悪寒もまだ残ります。この時期の症状が「葛根湯」の正証で、臨床的にこの時期にようやく治療を始める方が多いため、葛根湯の使用量が非常に多いのです。

同じ時期に背でなく胸のほうに症状が出始める、つまり頭痛がまだあり、比較的早い時期からセキが出る、腰痛や節々の痛みが出るときは「麻黄湯」を使用することになります。葛根湯もそうですが麻黄湯も強く発汗させ、体温を上げて風邪を治す処方です。どちらも時に尿が増えて快方に向かうことがあります。

初期から陽症の傾向の風邪は遅くともこの三つの処方で治せる早い時期積極的な治療が良いのです。

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