漢方　亀命堂薬局　　　薬草屋　きめいどう | 日記 | 薬草（生薬）と薬草茶。効果のない薬草茶には苦慮しています。

亀命堂薬局では創業以来、漢方薬とともにドクダミやゲンノショウコ、センブリなどの薬草を扱ってきました。
現在は行政上医薬品の規格のもの、食品扱いのものがあり、意味不明の規格で規制されるのですが昔はこういううるさいことを言わずに自由に販売できたものです。
これらの伝統的民間薬（漢方処方のように漢方医学理論によって生薬を配合を配合して処方にするのでなく、比較的単純な症候、症状に対して主に葉っぱものの一種類の生薬を煎じて服用するものを薬学の教科書では「民間薬」といいます）ははっきり効果があり、ときには面倒な病気の劇的な治癒につながることもあります。
昭和60年前後からでしょうか、「薬草茶」と称する商品が出回り始めました。熱湯をそそぐか、煎じずに軽く煮出す程度で飲みやすい麦茶のような感覚のものです。はとむぎ茶、どくだみ茶などですね。
簡単で飲みやすいのですが効果は皆無に近いものが多く、亀命堂薬局では伝統的な薬草（生薬）とははっきり区別しています。
次回から薬草と薬草茶の内容を検証していく予定です。