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漢方 亀命堂薬局   薬草屋 きめいどう | 日記 | 効く? 効かない! 漢方生薬の品質の良否


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効く? 効かない! 漢方生薬の品質の良否 (2011.06.02)

 漢方処方に使用する生薬は天然物です。動物性のもの、鉱物性のものもありますが一番多いのは植物性の生薬。
 ツムラやクラシエ(旧カネボウ)など、病院で扱う保険調剤エキス剤の顆粒はよい原料は使用していません。厚生労働省の薬務行政では、個々の生薬は基準を満たしていればよいという考え方で、優劣、等級などは関係なく一種類の生薬(一種類でも多種類の成分を含みます。当たり前ですね)につき一種類の指標成分の含有量を満たすのが一般的な必要条件です。言い方を変えれば最低限を越していればよいということで、新米のおいしい魚沼産コヒヒカリは認めず、米であればよいという規格です。

 伝統的な生薬の評価では、味や香り、色などの官能的評価や大きさ、重量、生育年数など重要な指標が多くあり、今でも流通上は生育年数や大小により1級2級や1号、2号などの評価が通用する生薬があります。こういう部分が今の厚生労働省の考え方に欠落しているのです。
 生薬の問屋さん(多くは薬事法の製造業者でもある)は昔と違い使われた実績のない農薬の検査など信じられないような大変な業務を強いられていて、検査の結果、基本的な部分ではっきりしない生薬(産地が場違いで植物が近縁だけど別の植物だったとか。生薬は起源植物が規定されています。ラテン語の学名で表記され、一部には同属他種植物を認めているのもありますけど多くは「種」のレベルで規定されます。)など現在は流通しません。

 でも生薬の外形(刻んだものが流通します)色などが一見して昔の生薬とは違うのが流通することがよくあるようになりました。天然資源の枯渇と栽培品(外国産)の増加が主な理由で、昔ならきれいな黄色であるべき生薬が緑色が強い黄色だったり、香りが希薄、齧って見るとひどく苦いはずが苦味が少ない、甘いはずが甘くない、肉眼でも表面に成分の結晶が見えるはずがルーペで見てもない、柴胡という生薬など油気が少なく潤いがなく硬くて折れやすいなどというのが日常的です。

 亀命堂薬局は漢方薬 煎じ薬の原料生薬を厳選します。婦人科疾患の重要生薬「当帰」「芍薬」などは大和(奈良県)の伝統的栽培法のもの、「柴胡」は国産の2年栽培(富士山麓産、ミシマサイコのような野生品はもう入手不能)というように。ツムラなどのエキス剤のような中国産の栽培品は使用しません。当帰は栽培農家の減少と採集、調整(根を掘り出すのも乾燥も技術が必要で、湯通しや皮の処理など、簡単ではない)のできる人の後継者難などで優良品のみでなく全体の収穫量が激減してきています。
 しかし煎じ薬は味や香りですぐにわかります。誤魔化しは効きません。第一、効果が違います。薬科大学の学生さんが亀命堂薬局に実習に来ますが、葛根湯の煎じ薬を服用してツムラなどの顆粒のエキス剤との味、香り、効果の違いにこれが本物かと感激していました。味、香りがよく飲みやすい、すぐ温まるという感想でした。
 
 
 優良生薬を使用した亀命堂薬局の漢方薬 煎じ薬。
 伝統重視の本当の漢方薬を強く推奨しています。

  写真は亀命堂薬局の葛根湯。左が生薬の規定量を混和したもの。
 右がヒートロンペーパー袋入り(ティーバックの大きいもの)の製品1日分。袋のまま煎じろというのが厚生労働省の規格ですが、袋を破り生薬を取出して煎じるのを推奨します。

 煎じるということは5月21日の日記を参照してください。

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