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漢方 亀命堂薬局   薬草屋 きめいどう | 日記 | 新しい流行語 「医食同源」  もうひとつのブログから転載です。


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TOP > 漢方 亀命堂薬局   薬草屋 きめいどう 日記 > 新しい流行語 「医食同源」  もうひとつのブログから転載です。

新しい流行語 「医食同源」  もうひとつのブログから転載です。 (2011.06.07)

 古来からの漢方の文献にはない新しい流行語に、「医食同源」と「薬膳」があります。もうひとつ「未病」というのも問題なんだけど今回は「医食同源」。

 内容は茨城大学の中国科学史 真柳研究室の真柳 誠教授の「医食同源の思想-成立と展開」を全面的に引用しています。 
 
 中国4000年の伝統の賄賂と袖の下なんていいますけど、漢方の歴史は約2000年程度。前漢くらいまでで戦国までさかのぼれるかどうかというとこでしょう。三国志の主人公 曹操の典医の華陀のころかもう少しというところまでですね。華陀膏なんていう水虫の薬がありますけど、これは新しい薬で輸入は1980年ころからでしょう。
 
 「医食同源」は朝日新聞の記事見出しデータベースでは1991年3月が初出だそうですので華陀に遅れること1800年、華陀膏よりも10年遅れてます。国会図書館の蔵書データベースでは、1972年刊の藤井建『医食同源 中国三千年の健康秘法』が最初だそうですけど古い言葉とはとてもいえません。この1800年の間、文献には見出せないのが「医食同源」です。
 「新宿クッキングアカデミー校長の新居裕久氏は、1972年のNHK『きょうの料理』9月号で中国の薬食同源を紹介するとき、薬では化学薬品と誤解されるので、薬を医に変え医食同源を造語したと述懐している」と真柳教授が書いておられるのが「医食同源」が世に出た真実でしょう。

 私も昭和40年代の学生時代から漢方の学習をしっぱなしなんですけど、「医食同源」という言葉は唐突に現れたもので知識になく、インターネットなど影も形もない時代に専門書を一通りは当って調べてみたのですがわかりませんでした。そのころ出現した中国漢方にも驚きましたが(中国では清朝後期から戦乱が続き、アヘン戦争のころには伝統医学は滅びていたと言っていい状況です。復活したのは文化大革命がらみで毛沢東の影が濃厚に見えます。)当時、医食同源の出典はわかりませんでしたからどこからか引っ張り出してきた中国由来の言葉かと思い込み、中国人は奇妙なことを言うものだと思っていました。

 大体が医と食が同じ源だって言ってるだけで、だからなんだというんだ というのは私にとっては当時も今も変わりません。医と食が元が同じって理解不能です。
 「薬食同源」なら米も麦も棗も生姜も竜眼肉も山査子も山椒も枸杞も菊の花もまっとうな漢方処方に配合される生薬ですから理解はできますが。
 それでも薬と食の源が同じであるでもあったでも(中国語は現在形と過去形はわかりにくい)だからどうなんだというのは変わりません。

 中華料理屋がしたり顔で中国2000年の伝統の医食同源の薬膳などと言って儲けようとしてるのを見ると腹の底から大笑いしそうで、最近は中華料理屋にはあまり行きません。
 ましてや漢方の製薬メーカーが医食同源なんて・・・・・

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